バレエ教室のささやかな出来事
天使ちゃん。
2012年05月26日 (土) | 編集 |
金曜日は、可愛い天使ちゃんクラスの日。
まだ、つい最近まで赤ちゃんだった、この可愛いちびっ子ちゃんたち。
大人には小さな低い階段の一歩目でも、このちびっ子ちゃんにとっては
見上げるほどの大きな壁なんだろうな。

今日も可愛い天使ちゃんの一人が、レッスンがしたくて教室には
来るのに、稽古場の中に入れないでいる。。
ママから離れて広いスタジオの中で、少しだけお姉さんの
年中さんや年長さんと一緒にレッスンをすることが、この可愛い
ちびっ子ちゃんには高いハードルなんだろうな。。
よし!天使ちゃんがスタジオに入ることができないなら、
私たちがスタジオを飛び出そう!!
ママたちにも協力してもらって、今日は、ガラス張りのスタジオの外の
見学室でレッスン。

一カ月、ずっと見学しながら、お姉さんたちの真似をしていただけあって、
爪先を伸ばすことも、背中を伸ばすことも、音楽に合わせて手をたたくことも、
ちゃんと出来た!!
しかも、ニコニコ楽しそうな顔まで見せてくれて、初めて30分以上も
レッスンらしいことができ、レッスンのあとには「ありがとうございました」と
ご挨拶も出来た。可愛い3歳児の小さな社会参加かな。
自分の足でハードルを一つ飛び越えることができたこと、自信になると良いな。
ちびっ子はどこでスイッチが入るか分からない。
気長にゆったり待ってやるしかない。

同じクラスの天使ちゃんみんなで、協力すること、お友達を思いやること、
楽しむこと、感動すること、頑張ること、我慢をすること、いろんな事を学んで、
素敵な大人になる階段の一歩一歩を大切に、たくさんの仲間たちと一緒に
登って行ってくれるとイイナ。

St.Petersburg
2012年05月17日 (木) | 編集 |
ワガノワバレエ学校に留学しているMARIちゃんの舞台を観るために、
久し振りにSt.Petersburgに行った。


発表会前日のリハーサルや、通常のレッスンも見学させていただき、
努力だけではどうにもならない厳しい世界で、MARIちゃんが自分の足りない
ところも全て受け入れて、健気に逞しく頑張っている姿を見ることができた。
バーにつく位置もセンターの立ち位置も、すべて成績順や先生の期待を
受けている生徒の順に並ばされる、かなり厳しい環境だ。
伝統ある芸術大国の中で、バレエ学校に入学する幼い頃から、バレエを職業と
することを目指して、選び抜かれて恵まれた身体と才能に、さらに磨きをかける
訓練を、毎日、毎日、繰り返し、心身成長させているワガノワバレエ学校で
育った子との違いは明らかなのだけど、謙虚に素直に努力している姿は、
担任のウダレンコワ先生も認めてくれているようだった。

でも、こうやって自分と戦えること、どれだけ辛くても逃げずに先に進む
努力ができること、これも、人としての力強い才能だなと思う。
本当によく頑張ったね。MARIちゃん。
まりちゃん学校の入口で ワガノワバレエ学校の中庭

発表会の演目は、ヴァリエーションやパ・ド・ドゥが殆どだったのだけど、
本番直前のゲネで、芸術監督(アルティナイ・アスィルムラートワ)さんの
ダメ出しがあったらしく、前日のリハーサルで見た演目がいくつも
無くなっていて驚いた。
発表会は舞台を使って実践で学ぶ機会なのだから、レベルに達していない子も
舞台に立つことで恥をかくことも含めて、経験させて、先生が厳しく導いて
くれれば良いのになんて、、、生徒に甘い私は、つい思ってしまったのだけど、、
ここは職業を目指すところだから、学校の先生は学びのチャンスは与えるけど、
生徒ができるまでなんて付き合わないのだろうし、、、
学ぶ機会を得る努力をするのが生徒の責任なんだな、、、と、当たり前の
ことなのだけど、改めて、この世界の厳しさを感じた。。


エルミタージュ劇場
エルミタージュ劇場
 
発表会は11日、エルミタージュ美術館の中にある劇場で上演された。
MARIちゃんはソロも他の作品も踊ることができ、名前を呼ばれて
ステージに登場したときには、ホッとして、見ている私は、思わず涙がポロリ。
きっと、ママやお姉ちゃんのYUKIちゃんは、私以上にハラハラドキドキ、
手に汗を握って見ていただろうな、、
ロシアで踊れることへの感謝と、日本から観に来たママや私や、来場の
観客のために、少しでも良い踊りがしたいと言っていたので、
彼女は精一杯に舞台を務めて、厳しいアルティナイ先生からも少しだけ
褒めてもらえたと、とっても嬉しそうだった。
MARIちゃんもママもお姉ちゃんも、本当に良かったね
私もとっても嬉しかった。


舞台は、日本でバレエを学んで、ワガノワに留学して3年くらいになる
パク・キョンスンちゃんという女の子が、チャイコフスキーパ・ド・ドゥを
踊り、華やかで気品もエネルギーもあり とっても素晴らしかった。
客席でみていたロシア人の仲間たちからの拍手も大きかった。

アグリッピナ・ワガノワ ワガノワ博物館・歴代バレリーナのトゥシューズ
ワガノワバレエ学校の博物館



マリインスキー劇場 マリインスキー劇場のロビー
マリインスキー劇場
9日の演目は、「THE YOUNG LADY AND THE HOOLIGAN」
「IN THE NIGHT」「LENINGRAD SYMPHONY」
この日は戦勝記念日。


エルミタージュ エルミタージュは全てが美しい エルミタージュから見える運河
エルミタージュ美術館 
前日は、ここが本当にロシアかなと思うほどに蒸し暑かったのに、
この日は、雨も降っていて風も冷たく、とっても寒かった。。
エルミタージュ美術館の展示物 ゴブラン織り レオナルド・ダ・ヴィンチ
エルミタージュの展示物
レオナルド・ダ・ヴィンチの絵には人だかり。。
エルミタージュのいくつかの有名な絵は日本に来ているようなのだけど、
まだまだ一日かけても見つくせないコレクションが、迷路のような宮殿の
壁を飾っていた。とにかく全てが美しくてスゴイ。
エルミタージュ美術館の絵 エルミタージュ美術館の絵2 エルミタージュ美術館の絵3 エルミタージュ美術館の展示物2
手の届く場所に飾られた名画の数々、、、
もちろん手を触れてはいけないのだけど、、、
それぞれの絵にいろんな物語があり、大きな携帯電話みたいな機械を
持ち歩き、自分で絵や部屋のナンバーを押して、いろんな国の言葉で
解説が聞けるようになっていた。
残念ながら現在は日本語のガイドはなく、でも、日本からの観光客も
増えているらしく、近々できるかもしれないとのこと。。


血の上の教会 血の上の教会の中
スパース・ナ・クラヴィー大聖堂(血の上の教会)
アレクサンドル2世の暗殺現場に建てられた教会。
ちょっと怖い名前だけど、有名な観光名所で中はモザイク画がとっても綺麗。

カザン大聖堂
カザン大聖堂
ロシアの一般の人たちが普通に礼拝に来ていて、観光客でも入れるのだけど、
中は静かで、心が洗われるような厳かな気持ちになる。

ネフスキー大通り トロリーバス
街の景色は昔と変わらず美しい歴史博物館のようなのだが、今のロシアは、
世界のブランド店も並び、レストランのメニューも安くて豊富で、私がまだ
子供の頃に恩師と一緒に行った時代とは大違いで、とっても豊かで近代的な
街になっていた。
お寿司屋さんも街のあちこちにあり、日本食はヘルシーで人気なのかな、、?
MARIちゃんと一緒に行ったショッピングセンターには漫画喫茶もあった。


白夜
写真を撮った時間は夜の10時50分。 
白夜、まさに眠らない(眠れないかな、、、)街。。 



ロシアは、バレエをするべき人がバレエを学び職業にする。
日本ではバレエをしたい人が、バレエを学ぶことができるので幸せだけど、
バレエを学ぶ子の殆どが、バレエを職業にすることは出来ない。
成長期のちびっ子の頃から関わる可愛い生徒たちに、バレエを身に付ける
ための技術の基礎を、正しく教える責任が先生にあるのはもちろんだけど、
力強く学ぶ姿勢を教えてやることも大事だな、、。
いろんなことを考えさせられた数日間だった。。

簡単には登れない高すぎる山でも、しっかり準備をして諦めずに一歩ずつ
前に進めば、少しずつでも確実に頂上に近づくことができる。
頂上まで登りつめることができなくても、先に進むための準備や、努力や工夫、
先に進むために実行した力が、他の道に進むことを決めたときにも絶対に役に立つ。
可愛い生徒たち
恥をかいたらどうしようとか、失敗したらどうしようとか、くだらないプライドに
縛られないで、夢が叶わなかったらどうしようなんて、扉を自分で閉めないで、
自分が先に進みたいなら、恥もかきまくって、失敗もしまくって、夢だけじゃなく
現実も見て、汗まみれになって、自分がなりたい人になる努力を諦めないでね。

バレエは簡単には身につくものではないから、バレエに出会って、バレエが
大好きになった可愛い生徒たちが、バレエを思いきり楽しめるように、
しっかりと踊れるように導いてやれるように、私も、もっと精進せねば。。

大将2012.5.14
8日間も動物病院に預けてしまった大将。
淋しがっているかと思ったら、、、食欲もあり、
元気に先生や看護婦さんに悪態ついて困らせていたらしい。。
先生ごめんなさい ありがとうございました。

Reiちゃん
2012年05月06日 (日) | 編集 |
今日は、Rei先生がコンテンポラリーダンスの指導にきてくれた。
4ヵ月ぶりのコンテンポラリーのレッスンだけど、毎回レッスンを
受けている子たちは、緊張しながらも、少しだけダンスを楽しむ
ゆとりも出てきたよう。
小学生のちびっ子も大きなお姉さんたちに交じって、なりきり、張り切り
思いきり普段使わない筋肉や感覚を目覚めさせ、のびのびとレッスンを
楽しんでいた。

レッスンを見学していて嬉しい発見あり☆
子供たちの成長のスピードは様々だけど、ポンっと音を立てて弾けるような
心の中の何かが芽吹くような瞬間というのも見れるときがある。
今日も、あれっ、、と思うくらいに良い顔をして踊りに没頭している子を発見。
大切に伸ばしてやらなくてはと思う。
もうひとつ嬉しかったことは、SHIGE王子が一番楽しそうな顔を
して踊っていたこと。
ちびっ子の頃は、妹に付き合ってレッスンに行かされていたようで、
「ぼくは野球がしたいのに、、」と、ふて腐れ顔で、私にも反抗していた男の子が、
今では、踊ることが楽しくてたまらないといった様子。。
学校との両立もよく頑張っている子だ。

ただ純粋に、無垢な気持ちで踊ることを楽しんでいる子。
ゆっくりマイペースだけど、真面目にバレエに取り組んでいる子。
真剣に頑張るあまり悩みも抱えている子。
教室には、いろんな芽を持った可愛い子が大勢いる。
楽しんで踊っているときも、苦しんで踊っているときでも、
どちらも成長の過程だから、必ず、ポンっと蕾が開く瞬間がくる。
楽しい。嬉しい。辛い。苦しい。
全部、自分の中の感情だから、可愛くてたまらない子たちの
心が弾ける瞬間を待って、私には見守ってやることしかできないんだな。。

今日は大好きな友人と、子供の頃の懐かしい話や、辛いことも
苦しいことも全部ひっくるめてバレエに感動した頃の話、
いろんな事を話しながら、久し振りに楽しい時間を過ごせた。
もうすぐ可愛い子に会える。
明日も ガ ン バ ロ ウ