バレエ教室のささやかな出来事
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おはようございます
2009年09月17日 (木) | 編集 |
 子供のころ、通っていたバレエ教室の支部クラスから本校クラスに編入して、
はじめてその扉を開けたとき、子供の私が知っている日常の空気とは全く違う、
凛とした緊張感を感じたのを今でもよく覚えています。
でも、その緊張感が心地よく、以来、バレエに魅せられ今に至っているのですが、、、

 その教室の、とっても厳しい先生の とっても優しいお母様は、生徒たちの
教育係のような存在。
私たちは親しみを持って「おばあちゃま」と、よばせていただき、自分の
もう一人のお祖母ちゃんのように思っていました。
 おばあちゃまから、スタジオ玄関のドアの開け方、あいさつ、靴の揃え方、
帰るときのあいさつ、、、いろんなことを教わりました。

 ドアの向こうには人がいるかもしれないんだから、乱暴に開けてはいけません。
大きな声で『おはようございます』と言って入ってきなさい。
    夕方なのに何で? 「おはようございます」というの??  何で?!
    他にも、子供には大人の言うことは疑問がいっぱいでした、、、
でも、「礼儀を知らないと舞台で美しく見えませんよ。」と言われると、
とにかく踊りたい! バレエが上手になりたい!!と思っている私たちは
言葉の意味など深く考えずに、 素直に ただ「おはようございます」
「しつれいいたします」「ありがとうございました」と、スペルを並べた
あいさつをしていました。
 
 少し年数が経って舞台の経験を積むうちに、先生やおばあちゃまから
教えられたことの意味が、私がはじめてバレエ教室の扉を開けた時に感じた、
あの心地いい凛とした緊張感に繋がり、先生が伝えたかったことは
     《踊りの技術だけでは舞台は出来ない。》
     《毎日の小さな心の積み重ねや、人を思いやる礼儀も無いと、
       美しい舞台なんて出来るはずがない!》
と、いうことだったんだろうなと、理解できるようになりました。
厳しすぎる先生に反発もしていたけど、今では、学ばせていただいたことが宝物。


 ジタバタしながらも、いつの間にやら私の教室も23年目。
最近、バレエは卒業して社会人になった子、ママになった子たちが
「バレエを頑張っていたころが懐かしい」と、よく訪ねてきてくれます。
 少しだけ先にバレエを始めた私たちに、バレエの基礎や、学ぶ姿勢を伝える
責任があるのは勿論のことだけど、人として自分も学びながら、これから子供たちに
バレエを通して伝えられることって何があるのかなと、考えさせられます。
  一生勉強!死ぬまで青春!!(できると良いな、、、、。 )    

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